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漢方も副作用あり③

桜が咲き始めましたね!

私はこの季節が大好きです。なんといってもその昔、桜並木が近くにあって朝と晩に花見ができるという理由で谷中墓地の中に引っ越しましたから(笑)そんな所にアパートがあるの??という墓地の奥にアパート群があるんです。この季節はちょっと遠回りして夜桜を観て帰るのが幸せでした。

今でも年に1度は谷中に夜桜を観に行きます。樹齢が300年とも言われる主のような桜はJR日暮里駅南口から階段と坂をのぼりきってすぐ右に入るとあります。

 

さて漢方の副作用、あとはまとめて書きますね。

黄ごん・・・肝機能障害

(胃熱をさます、心胸部の血鬱を寫す)

柴胡・・・間質性肺炎

(胸脇部に鬱積する気熱を和し、胸脇苦満、往来寒熱を治す)

地黄・・・胃腸障害

(血熱を寫し、諸々の血逆を平にして心動悸、虚労、乾血、煩熱、下血を治す)

大黄・・・下痢

(熱性の毒を突き崩して、心下の血気を下降し大便の普通、腹満、黄を治し瘀血を下す)

人参・・・動悸、興奮

(脾胃の虚弱を治す)

附子・・・激しい動悸

(陽気を救い、悪寒、疼痛、厥逆を治す)

麻黄・・・不眠、発汗、動悸など

(上部、表位に凝結する水気を和し、陽気を発する)

地黄はよく使う六味丸や八味丸に入っているんですね。なので私ほんの1つまみだけにしています。それでも結構効くんです。まるで隠し味のように使っております。

柴胡は柴胡剤に入っています。こちらもよく使うのでご注意を!!肺が乾いていると感じたらこちらは違います。・・・なかなか自分で気付くのは難しい。ですが。

漢方お飲みの方はご自身の症状が少しでも変わったら、漢方が変わったかも!!という意識はお持ちになるとよいです。

( )はきぐすり曼荼羅 田畑隆一郎先生著

漢方にも副作用あり②

踊り

こちらの写真の方何歳だと思われますか?

来年90歳だそうです。花柳流の踊りの師匠さんです。

今日は診療の合間に老人ホームの慰問に伺いました。師匠さんよりホームに居住の皆さんの方が若い方が多かったです。皆さん年齢を聞いてびっくり!

ご自身の身体が弱かったので、それを克服するために踊りを習われたそうです。

ここで思うこと。まず意思の力は強い。ご自分で決めたことを続けられた師匠さんは意思が強いと思いました。虚弱に生まれてもこのようにあることを続けていかれると元気で長生きできるのだなと思いました。

もう一点は足腰。ホームの皆さんはほとんど杖をつくか、車いすでした。足腰から弱る。だったら足腰を鍛えることを早めにしておくことが大切。

とっても素敵な学びの時でした!

さて今日も漢方の副作用のお話。

これまた多くの漢方に入っている桂枝、桂皮。

シナモンと言った方がご存知の方が多いですね。

葛根湯や桂枝湯、桂枝茯苓丸などなど。

肌表の気を発散し気血の運行を潤沢ならしめる。上衝、頭痛、発熱、身体疼痛、麻痺、腹痛などを治す (きぐすり曼荼羅 田畑隆一郎著より)

こんな効果があるのですが、合わない人が飲むと、皮膚のかゆみや発疹が出てしまいます。

漢方の副作用は飲むのをやめればすぐに治まります。

でも合うか合わないか判断することは重要ですね!

合う漢方は美味しくてすーっと入っていくようです。でも合わなくなると何となく飲みたくなくなる。その感覚を大切にして頂きたいと思います。

漢方にも副作用あり

今日はクリニック休診日。

天クリニックのカイロプラクティック担当の吉田先生が恵比寿に開業されたので鍼灸の横田千枝先生と見学に行ってきました!

吉田先生

とっても明るくて素敵な場所でした!恵比寿駅から西口から1分です。

吉田先生は3年前のスタート時点から天クリニックメンバーに加わって頂いています。安定して確実な施術、詳しい説明は患者さんに好評です。また私も含めスタッフが先生の施術を受けております。安心してお願いできる先生です。

整形外科の先生と連携して、かなり詳しい状態がわかるソフトも導入したそうです。

何かお困りのことがございましたら恵比寿の方にもいらして下さいね。

http://www.doctoryoshida.com/

 

さて漢方。副作用が少ないですが、まれにあるのでご注意ください。特に長く飲んでいる方は一度振り返ってみてくださいね。

一番よく聞く副作用は「甘草」によるむくみです。

ところが多くの漢方に甘草が入っているのですね。

先日も私が好んで使用する「六君子湯」を飲んでいる方。

何だか気持ち悪いし、イマイチ調子が上がらない、おかしいですね!とお話していたんです。口は消化器系の入り口ですから、水毒をとって胃を調える漢方で口の中の調子もよくなるのですが、六君子湯に入っている甘草がどうも原因だったようです。こちらで出すのはほんの少しの量なのに・・・。

そこで甘草の入らない「茯苓飲」に変えて大丈夫になりました。

同じ六君子湯で唇が腫れた方もいましたね。

この方も茯苓飲に変えて事なきを得ました。

少量とはいえ、合わない時は副作用があるんですね!

お気をつけ下さいね!!

気診臨床研究会

昨日は夜、気診臨床研究会でした。一通り基礎のお勉強が終わるとみんなで研修しています。

気を維持するため、自己調身がきちんとできているか確認、そして症例検討などを行っています。

症例はそれぞれの皆さんが持ち寄り写真を気診して進めます。

時間があるときは、誰でも知っているテレビに出ている方々を気診させて頂き研鑽を積みます。

最近最も話題となっているKさんを気診

全身緊張しており特に頭のあたりの緊張が強く、季肋部の肝のあたりの緊張がとても強いです。

鍼灸の脈診をしてみると肝に反応。ツボは太衝とみました。

漢方は抑肝散。肝の気を流しイライラがとれる漢方です。

食事で一番あったのは、健康ふりかけ。ミネラル不足なのかもしれません。

頑張って立ち直って頂きたいです。

 

(こちらは気診による気の診断であり、気の反応が良くなると思われる結果です。実際の効果がでたものではありません)

歯が痛い!!

「歯が痛い!」 患者さんが見えました。

人生でこんなに痛いことはなかったという激痛とのこと。

熱いものを飲むと痛い・・・そんな時は歯科の常識では神経が炎症を起こしているので「抜髄(ばつずい)」と言って神経を抜く処置をしないといけないといわれています。

こちらにはレントゲンも診療台もないのですが、実は漢方、歯の痛みに効果大なんです。

いつものように気診で漢方を合わせました。

しばらく手に持っていると少し楽とのこと。実際にその場で飲んで頂きました。やや右上の頬のあたりが赤く腫れていたのが少し引いてきました。

今回は小柴胡湯でした。

他にも葛根湯だったり桂麻各半湯などなど。

とりあえず痛みのある時は麻酔も効きにくいし、治療も大変なので少し落ち着いたら、歯科医院に行って原因を調べて下さいとお願いしました。

噛みしめているようでしたので連携させて頂いている井出デンタルクリニックで調べて頂くと、虫歯ではないとのこと。

漢方だけで痛みが治まってきたので削らないで済んだと患者さんから報告を受けました。

「助かりました!」

歯が激痛であっても、虫歯とは限りません。疲れていたり食べ過ぎたりストレスたまったりしていても歯に痛みが出る可能性があります。

まずは痛みを治めて、虫歯があるのか歯周病なのかじっくり調べてもらって下さいね!

削らなくて済む歯を削らないですみますように!!

まさかお腹の冷えが原因なんて!

噛みしめていると身体の色んなところに不具合が出てきます。

でも何で噛みしめちゃうんでしょう??

私は“気診”という方法で身体の滞りを診ることができるので一体どこが問題なのかわかるんですね。

特に具合が悪くて内科の先生方と拝見している患者さんを診ると、皆さんお腹の中が冷えている。

そこで湯たんぽなどで温める養生法に加え、お腹の中を立て直す漢方が必要になるんです。

とってもエネルギーがなければ黄耆建中湯

それより少しましなら小建中湯

そして更にエネルギーダウンしていたら補腎剤もちょこっと加える必要あり

八味地黄丸や六味丸

 

こういった漢方で徐々に中から温まってくると「噛みしめ」が改善してくる。

そこで思うに、お腹の中が冷えていると、腹直筋が緊張して身体がくの字になり、歯と歯を当てなければ身体を保てない。つまり安静位(上下の歯と歯が2,3mmあいている状態、身体がリラックスする顎の位置)を維持できないようです。

噛みしめを改善しないと不定愁訴が改善しないのですから、お腹の中を温めなければいけないという構図になります。

でも顎とお腹の中の冷えが関わっているとは誰も思わないですよね!

噛みしめ症候群も冷え改善が第一です!!

噛みしめと“眠れない”

漢方の臨床投稿記事です。

34歳男性

【初診】平成27年〇月

【主訴】眠れないので養生を教えてほしい

【既往歴】 花粉症(4年前から)

【現病歴】 毎年9月~11月になると体調が悪くなる。よく眠れない

今年も9月初めからよく眠れなくなった。

【経過】

(初回)

気診 噛みしめによる身体の緊張、胸に気の異常反応、水毒、肝気鬱血、気虚

養生指導 ①湯気を吸う ②頭を上に持ち上げる ③呼吸法 ④温め

漢方 朝 補中益気湯 0.5g  夜 六君子湯  0.5g

(2回目)1か月後

初診の夜からよく眠れるようになった。加湿器を使ってマスクをして寝ている。

気診  気の異常はほぼ改善 水毒あり

養生 ①湯たんぽによる温め ②こまめに水分を取る ③呼吸法

漢方 夜の六君子湯のみ

経過観察中

【考察】

噛みしめている方は身体が緊張してます。養生と漢方で身体の緊張をほぐせば噛みしめは改善していきます。

鍼灸師さんからの紹介です。秋になり以前と違ってどうも上向きにならないので漢方を気診してほしいとのこと。ここ数年9月になると決まって調子が悪くなるとのこと。眠れなくなりとても辛い。気診をすると身体の周囲に厚い雲のような気の異常反応あり。重いベールに包まれて呼吸も苦しい模様。しばらく眠れてないせいか疲れ切っている様子。前かがみになって身体が小さく縮こまっている。気診で右季肋部に反応あり。水毒。気診をすると補中益気湯と六君子湯。手に載せるとしばらくじっとしている。どうしたのかしらと見ていると、「あー!!息ができる!!」と急に前かがみだった上体を起こして叫びました。こちらの方がびっくりして「そんなに苦しかったのですね!?」

眠れなくなった数年前から春には花粉症も発症しています。つまり鼻とつながる肺が機能ダウンをしていると考えます。肺は秋、乾燥の季節にさらに機能ダウンします。ですから9月から11月に調子が悪くなると考えられます。

そこで養生は潤わすこと。顎の下に熱いお湯を入れたマグカップを置いて湯気を吸います。口からも鼻からも潤っていきます。寝ている時はマスクをして加湿器をつけたそうです。初診の夜から熟睡ができるようになったとのこと。2回目は別人のように元気になって補中益気湯は必要なくなっておりました。

漢方は症状改善の強力な手助けになります。それにしても「どうして持っただけで楽になるのですか?」

と患者さんに聞かれても

「それが気です」としか答えられないのが少々残念です。

エネルギー不足

調子が悪くなっている方

元気になるためのエネルギーが不足しているとみられます。

風邪の治りが悪かったり

なかなか朝起きられなかったり

どうも身体が重かったり・・・

病名がついて闘病中の方もエネルギー不足の方が多いです。

 

私の母は昨年妹をがんで亡くしました。

ショックのためかその後引いた風邪がなかなか治らない

風邪(ふうじゃ)の漢方はすでに合わず

どうしたものかと思っていたら

腎虚だったんですね。

エネルギーを回す腎がダウンしていたのです。

腎は恐れや驚きといった感情でも機能ダウンします。

そこで六味丸を毎日1つまみずつなめてもらいました。

数日後、身体が起きるようにグーッとエネルギーが回り始めたのを感じたそうです。

2か月ほど引きずった風邪は抜けました。

またKさんは50代男性。年末まで忘年会続きで疲れ切った頃

歯が痛くなりました。

天クリニックで漢方を合わせると歯の痛みは取れました。

しかしその後も完全には体調が復活せず風邪を引いてしまいました。

病院で抗生物質をもらいお正月休んでいたのになかなか改善しません。

こちらもエネルギーダウン。

風邪を治す力が落ちていたんですね。

元気をつけて気を調える補中益気湯を飲むとエネルギーが入ってきました。

10日後は太陽病といって肩、背中の邪を取る漢方と気の巡りをよくする鍼灸を受けて頂き仕上げです。

 

身体を治すには「エネルギー=気」が必要なんです!

気を取り入れる方法は、

*食事

*呼吸

*温め

あとは鍼灸や漢方を上手に使ってエネルギーアップをはかることをお勧め致します。