漢方」カテゴリーアーカイブ

体験談⑧~ざわざわ感~

日曜日はよいお天気の中、午後から漢方のお勉強会。

4時間みっちりでした!

もうかれこれ10年近くになるでしょうか。

私がとっても調子を崩していた頃(たしかこのお話は以前にも書きました)、無門塾の田畑先生に出会いました。

動くこともままならず、身体は重く、時々突き上げるようなざわざわ感。

実家に帰って静養。

母が作ってくれるご飯を食べて、あとは寝るだけ。

帰るところがあることがありがたい日々。

田畑先生の出して下さったのが「柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)」

これも柴胡が入っているから、上がってしまった気を下してくれるのです。

更に乾姜が入っているので強烈に温まります。

この時は煎じ薬で飲んだのですが、本当に身体に染み渡り「効くなあ」と思いました。

3日もすれば身体は温まり、1か月もする頃、あーよくなったと感じました。

あの気持ち悪い、「ざわざわ感」が取れました。

この柴胡桂枝乾姜湯が合う患者さんがいらっしゃると、あの頃を思い出し辛いだろうなあと思います。

精神的にも参っているとどうもこれが出るようです!

すっかり元気になった私はまた東京に戻って、お仕事スタートしました。

私が自分で色々体験したことで、患者さんがどんな状態かわかるのでこれも必要なことだったのかなと思っています。

 

体験談⑦~年と共に

とっても香りがよい桂枝茯苓丸の丸剤を服用してずいぶん経った頃、朝目覚めると気持ち悪いという日が続きました。

はて?何かしら??

思い当たることもなく、考えておりました時、桂枝茯苓丸が変わったのかしら?と思いました。

あまりにも香りがよく美味しいと思って飲んでいたので全く気づきませんでした。

たった数粒でしたが原因はこれでした。

やめたらすぐに気持ち悪いのは治りました。

 

その頃、一緒に飲んでいたのは「六味丸」1~2丸

今はほとんどこれだけです!

六味丸や八味丸は腎虚の漢方です。

腎は年齢と共に虚していきます。

それが“老化”です!

 

いかに腎を守り、衰えを阻止するか、それが老化を緩やかにしていくものと東洋医学では考えます。

腎が衰えると、そこから繋がっている膀胱(つまり泌尿器系)、骨、耳、脳、子宮や卵巣などの生殖器がダウンしていくと捉えます。

さらに元気がなくなり、腰から下の力もなくなり、腰や膝が痛くなったり・・・

すべては腎をいかに元気にしておくかにかかってきます。

東洋医学でいう男性の年齢のピークは32歳、女性は28歳。

そこからは少しずつ下降していきます。

私も人生の後半にだいぶ入り、今は六味丸は手放せません。

真冬は時々温める効果が強い八味丸です。

 

ただこの漢方は胃に触るので、ほんの少しにしています。

人生後半に六味丸!かなり多くの方にお飲み頂いています。

 

年齢の件、養命酒さんのサイトに詳しく出ていたのでご参考にどうぞ!

https://www.yomeishu.co.jp/sp/x7x8/baisu/

体験談⑥~血の淀み

連休後半は実家に行ってきました。

いつもの成田山では天皇陛下ご即位のお祝いが掲げられていました!

 

さてまた体験談。

当帰芍薬散ですっかり貧血が治りましたが、身体が熱くなったところまでお話しました。

身体が熱い時は、本来は清熱剤。(身体の中が冷えて表面が熱い場合は中を温めないといけないです。ほてりは冷えの反応と言われています)

私の場合は清熱剤を使うほどではなくて、瘀血(おけつ)を取る漢方の一番有名な桂枝茯苓丸でした!

瘀血は何ですか?と聞かれると「血の淀み」と説明しています。

その血の淀みを便と一緒に排泄するのが、駆瘀血剤です。

エキス剤でももちろんよいですが、私は漢方の師匠、田畑隆一郎先生が作っている数粒丸剤を飲んでいました。こちら ↓

飲み始めてすぐに、身体が熱いという感覚は減っていきました。

ぶつけた後の青あざとかも瘀血です。

甘いものやお肉類などが多い方も瘀血が溜まりやすいと言われています。

桂枝茯苓丸は長く飲める漢方です。

私もトータルで数年位飲んだでしょうか。(色々変わったので正確には数えておりませんが)

色々な漢方のお陰で、冷えが取れ冬でも湯たんぽやカイロは不要になり、夏の冷房にも強くなりました。

気診で邪気が被ることも無くなりました。

身体がとても楽になったなあと感じています!

 

(写真は実家で咲いた牡丹です。桂枝茯苓丸には牡丹皮が入っています)

 

体験談⑤血の不足

加味逍遙散から遡ること数年前、まだ気診を始めてそれほど経っていない頃、

血液検査でなかなか貧血の値が変化せずでした。

その頃飲んでいたのが、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

2年くらい飲んだでしょうか。

 

ある朝、「身体が熱い!」と思って起きたのです。

温かいではありません。

 

当帰は「血を和し、寒を散じ、陰証の血証を治す」とあります。(薬徴 田畑隆一郎著 源草社)

身体の中がすっかり温まりすぎていました。

多分少し前に漢方が変わっていたようです。

貧血の値もすっかり改善し、今も正常値です!

貧血に冷えも関係するのかもと思ったのです。

私は中身の入れ替えと呼んでおりますが、血や水をきれいにしたり気を増やしたり色々なことが漢方では可能です。

体験談④あちこち症状

以前に私も更年期を経験しました!

ある日、汗がバッと出て、すーっと冷えていく。

何だかしらないけどイライラする。

気が上に上がって肩が凝る。

上は熱くて、足が冷える。

・・・・・

なるほどなあ、これが更年期症状というものかあと思ったものです。

早速漢方を合わせてみました!

「加味逍遙散(かみしょうようさん)」

これも柴胡剤です!

逍遥というのは「あちこち」という意味だと習いました。

症状があちこちに出るということのようです。

飲むたびにすーっと軽くなって、上の熱さが取れていきます。

なんて気持ちよいのでしょう!!

いらっというのも消えていきます。

中に薄荷が入っているのでそれで少し冷やしてくれます。

1日1/3~1/2包位飲みました。

ありがたいことに(漢方のお陰と思っておりますが)そんな症状は半年で終了しました!

私にはこの漢方が合いましたね。

他にもいろいろあるので、ご自分に合ったものが見つかれば楽になることと思います!

体験談③四肢倦怠

早春の北海道、思ったより暖かくてびっくりしました!

花はまだ咲いていなかったのですが、2日間昼間コートを着なくても大丈夫なほどでした。

北海道にも縄文の遺跡があり世界遺産を目指しているのを発見。

 

地方は2講座ずつ1日講座で行っています。

今回は病態把握と病因。

北海道の皆様にもこれから気診の発信者になってとお願いしてきました!

 

さて今日は「四肢倦怠」

ある朝目覚めると、身体の重さを感じます。

こういう日は気が落ちているのです。

身体を引きづるように歩きます。

最近はほとんどないですが、以前は時々ありました。

たいていは前日お酒を飲み過ぎたとか、ちょっと無理をしすぎたとか、必ず理由があります。

そんな時は「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」

1/5包くらい飲むとあっという間にシャキッとします。

ロボットが起き上がるみたいな感じです!

飲むのはその1回。

 

補中益気湯も柴胡剤なので、飲み過ぎたら身体が乾きます。

過ぎたるは及ばざるが如しです!!

体験談②微嘔

明日から札幌気診講座2年生行ってきます!

春と秋の2回の札幌楽しみです。

 

さて今回は、朝起きたらちょっと気持ち悪かった時のこと。

食べ過ぎたのかなあ、朝気持ち悪かったんです。

そういう時は風邪(ふうじゃ)が中に入っているとみます。

漢方は柴胡剤。

古典には微嘔ー柴胡桂枝湯

喜嘔ー小柴胡湯と書かれています。

この時は柴胡桂枝湯を1回なめたら改善。

 

風邪が少陽病に入っていたんですね!

ただし柴胡剤は飲みすぎると体が乾くのでご注意です!!

体験談①冷え取りに漢方

今日もちょっと肌寒いですね。

気温の変化が大きいです!

今回から私の漢方や食、その他の体験談をまとめてみたいと思います。

1回目は冷え取り漢方です!

先日八味丸のお話をしましたが、普通に外から冷えた(風邪ーふうじゃーが付いたと言います)時は、一番表面の冷えを取る漢方をなめています。

私は基本、桂枝2麻黄1湯。残念ながらエキス剤にないので桂枝湯を2つと麻黄湯を1つ混ぜて作ります。

首が痛いなあと思った時になめたらすっと楽になりました。

なるほど冷えて固まっていたのですね。

そして表面の冷えを上手に取らないと身体の中の気血水が調わないのです。

 

同じ表面の冷え(太陽病といいます)に対する漢方には葛根湯とか桂枝湯、そして桂枝湯と麻黄湯を1つずつ混ぜる桂麻各半湯(けいまかくはんとう)などがあります。

桂枝湯の中の桂枝はシナモン。温めて発散して汗が出て冷えが取れます!

生姜も入っていて健胃作用もあります。

麻黄湯の中の麻黄は発汗作用。強く温めてくれます。ただし発汗過多、動悸、食欲不振などの副作用があるので注意です。

杏仁も入っていて潤してくれます。

主に食材でできているのが漢方すごいなあと思うところです!