カテゴリー別アーカイブ: 症例

検査では異常なし

IMG_1905 樹齢500年のさつき(奈良 岡寺)

50代女性。半年前から顎から耳の痛み。舌の痛み。頬がうずく、時々頭痛。激痛が襲ってくることがある。日によって痛みの場所が変わる。

検査をしても異常なし。

家でいろいろあって忙しい。痛み止めを飲んでも変わらない。

そんな方を気診させて頂きました。肝気うっ血。腎虚、風邪(ふうじゃ)

痛みのある場所は経絡の胃経に沿って胸鎖乳突筋、目の下あたり、顎関節あたり。やや胃腸が疲れているのかもしれません。

気診で合わせて漢方は香蘇散、加味逍遥散、六味丸 いずれも少しずつです。

1週間くらいでやや改善。遠距離の方で先日3か月ぶりに見えました。もうひどい痛みはなくなり時々うずうずするくらいとのこと。すっきりしたわけではないけれど辛さはだいぶ減ったとのこと。顔色、顔つきもよくなっていました。ご飯も美味しくなったとのことです。

初回やや熱が上に上がっているのに一生懸命温めていらしたのでそれは辞めて頂き、力を抜くことをお願いしました。

今回の養生は呼吸法。少しずつパワーアップして頂くようお願いしています。漢方も桂枝茯苓丸と六味丸に変わりました。

肝の気が滞ると色々な愁訴が出てくるのですね!

噛みしめ改善したら

1月の初診の男性の方、噛みしめていていて、

疲れやすい、体がだるい、汗をかきやすい、憂うつ、不安感、パニック、やる気が出ない、すぐ怒る、イライラ、頭痛、たちくらみ、視力低下、くしゃみ、鼻水、口が渇く、歯肉が痛い、胸が詰まる、胃もたれ、しもやけ、吹き出物、首が痛い、肩が凝る、手がこわばる、手足が冷える

こんなにたくさんの症状がありました。

気診をすると、気滞、水毒、瘀血そして肝気うっ血、腰から下の冷え

養生法、顎マッサージ+鎖骨下マッサージ、呼吸法をご指導し、気が調う漢方を合わせました。

月に1回3回。毎回漢方は少しずつ変わり遂に気がとってもきれいに調いました。もちろん愁訴はほとんどなくなり、気が大きく広がりました。

とりあえず終了。あとは年に何度か気の定期健診。養生を続けていらっしゃると多少の波はあってもご自身で改善できると思います。

それにしても「噛みしめ」は様々な影響を及ぼすのですね!

気診の実践

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サイコちゃんがクリニックに来て早や1ヶ月。患者さんがお待ちになるときにお相手をしてくれています。後ろにみえるお花は柴胡(さいこ)の花。頭に乗っけている柴胡は根っこです。柴胡の入った漢方は、肝の気の流れをよくするので噛みしめている方に良く出ます。

さて気診の研究会では今年からモニターさんにお越し頂き毎月変化を拝見しています。まずは気をして気の状態をみて、漢方から、鍼灸から、養生からそして食からと多方面からアドバイスを行います。研究会には、鍼灸師さんや薬剤師さん、看護師さん、カウンセラーさん、アロマテラピストさんと様々な職種の方がいらしているので、ご自身の立場からの見方を学んでいきます。また一緒に診ることによって共通認識ができ、気も捉えやすくなっていきます。机上の勉強より実践の勉強が気診にとっては大切です!

気が上がってくると同じものが見えるようになるのが気診の最大の特徴です。気がクリアになるに従って愁訴がなくなって身体が軽くなっていきます。

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気診の学校 生徒募集中!!

お問い合わせは 03-5860-4441(平日9:00~18:00)気診講座希望とお伝えください。

1年生前期 「自分でできる気診入門講座」 (はじめての方) 1回2時間全5回

はじめての方向けの楽しい講座です。自分の身体に合うもの、合わないものがわかります。

①4月3日(金)夜スタート  18:00~20:00 第1金曜夜コース

②4月12日(日)朝スタート  10:30~12:30 第2日曜朝コース

③4月12日(日)午後スタート 14:00~16:00 第2日曜昼コース

 

1年生後期 「自分でできる気診初級講座」 1回2時間 全5回

(これまでに気診講座を受けた方)

自分で自分の気を捉えて自己調身ができるようになることを目指します。

①4月19日(日)昼スタート 14:00~16:00 第3日曜コース

②4月24日(金)昼コース 14:00~16:00 第4金曜昼コース

③4月24日(金)夜コース 18:00~20:00 第4金曜夜コース

 

2年生 「東洋医学の基礎講座」   1回3時間 全10回

気診に必要な東洋医学の基礎を学びます。

①4月3日(金)スタート  14:00~17:00 第1金曜コース

②4月18日(土)スタート 18:00~21:00 第3土曜コース

詳細はこちら⇒ http://www.kisin-kenko.com/

お待ちしております!!

 

天クリ日記~身体が重くて動けない~

65歳男性、昨年6月から急に身体が重くてだるくて歩くのもしんどくなった。4か所の病院で精密検査までしたが何も異常が出なかった。9月偶然お目にかかり、気を拝見すると、ずっしりと重い雲で覆われていました。「これは辛いですね~」「わかりますか??」そんな会話をしつつ、その場ではいつもの養生をお伝えし、ちょっと楽になったとのこと。

その後クリニックにお見えになりました。どちらかというと口呼吸。しっかり呼吸ができていない感じでエネルギーが足りない。そんなことは西洋医学の検査ではわからないのです。

先日またお見えになった時の事。確かに最初に比べれば格段に良くなってはいるし、歩ける距離も長くなってはきたのですが、どうも今ひとつすっきりしない。何か原因があるはず、と色々お話していると、何と!毎日冬でも冷たいものしか飲んでいないとのこと。小さいころからの習慣で、冷たいものが好きでそれしか飲まないのだと。まあ氷を入れることはないけれど、冷たいお茶に冷たいコーヒー。

あーこれだ!なかなか改善しないそのわけは身体が冷えていたんですね。身体が温かくないと気を回すエネルギーは出ないし、治す力も働きませんよとお伝えし、できるだけ温かいものを飲んで頂くようお願いしました。身体は本当は温かいものを要求してますよ。冷蔵庫のもの10度くらい。体温は36度。25度以上の温度差を埋めるのにエネルギーがたくさん必要です。

良くなり方が今ひとつの時は、必ず理由があるんですね。それを探さないといけないです。表面的にはよくなっても根本的な原因を解決しないと良くならないんです。今回は基本の部分を見逃していたかと反省!

次回はもう少し良くなっていますように!!

 

 

気診チルドレン

昨日は福島応援チャリティイベントでした!16名の皆様37セッション受けて頂きました!身体が弛み温かくなり、また身体の使い方や漢方のこと参考になったと喜んで頂けました。ご参加の皆様ありがとうございました!ご寄付も含め64000円は来年早々にがれきプロジェクトにお届けに行ってきます。

さて気診は小さなお子さまにも有効です。小さな時からギリギリと歯ぎしりをしたり、逆に口呼吸だったりと不定愁訴の芽は子供の頃からあります。小さい時から口元のケアをして、習慣を治せば、大きくなってからまたは大人になってから随分楽だと考えています。

(症例1) 5歳男の子 歯ぎしりをする、寝つきが悪い、落ち着かない

顎マッサージと呼吸そしてお母さんに毎日背中をさすることをお勧めしました。すっかり寝つきがよくなり行動も落ち着きました。歯ぎしりは身体緊張のサインなんですね!漢方も応援で使いました。抑肝散と八味地黄丸を1つまみずつです。肝と腎の気が流れるんですね!すぐに改善致しました。

(症例2) 5歳男の子 口呼吸 大きな声を出す 冷えている

鼻の下のばしと鼻呼吸をご指導しました。お母さんには毎日抱きしめることをお願いしました。漢方は症例1と同じです。すぐに改善しキレることはなくなりました。本人に「どうしてわめきたくなっちゃうの?」って聞きましたら「わからない」とのこと。身体の中から起こる現象だと思うので、身体の中が調えばよくなるようです。本人も落ち着いて楽になったようです。抑肝散は1ヶ月ほどで必要なくなりました。味が苦くなって飲みたくなくなったそうです。小さなお子さんでも漢方の味がわかるのですね!

お子さんは改善が早いです!でも養生を続けることが大切ですね!!

 

 

天クリ日記~力が抜けない~

60代女性。体調を壊して入院し退院し、来院。養生を教えてほしいとのこと。

肩に力が入りいかり肩。呼吸は浅く、身体中がピンと緊張している。もちろんかみしめていらっしゃいる。

まずは力を抜くことから。肩を一回上に上げて、すとんと力を抜くように下す。何度か繰り返すと、肩の力が抜けるようになります。

力が入っている方はまずはこのようにしないと養生マッサージも効果がないです。そしていつもの頭、鼻の下、顎、鎖骨下、ソケイ部とマッサージをしていきます。

力が抜けてちょっと身体が弛んだら呼吸法。緊張している人は呼吸もうまく行っていないです。弛むと深く吸えるようになります。いっぱい吸って、いっぱいはいて。難しいことはしなくていいので普通に深呼吸して頂きます。

「あー楽になった!」そんな感覚を捉えて頂きます。

2週間後にいらした時は別人のようになっていました!病院でもわからないくらい変わった!と言われたそうです!!

 

 

天クリ日記~顎関節症と胃腸の冷え2~

50代男性、急に右の顎が痛くなった。気診をしてみると冷えあり。風邪(ふうじゃ)と思われる。

ご本人には風邪の自覚はありませんが、たいてい急な症状は風邪(ふうじゃ)がくっついたと診るよう、気診の師匠の小田一先生から言われました。

特に右の脇腹あたりの冷えを気診でき、漢方は柴胡桂枝湯。鍼灸の先生に鍼で風邪(ふうじゃ)を取ってもらいました。激痛は治まり鈍痛に。つまり右の脇腹の冷えと、右の顎関節が関係していたのですね。

そして翌日には痛みはなくなったと連絡がありました。何かで胃腸が冷えたんでしょうね。

胃の冷えだったら六君子湯(りっくんしとう)や呉茱臾湯(ごしゅゆとう)、あまり使ったことはありませんが人参湯などもよいかもしれません。

身体のどこの冷えが元で、症状が起こっているのか、またどこが滞っているからなのかという見極めが大切です!気診力を磨いていくとその目が養われていきます。

東京湾の夜景をどうぞ!

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天クリ日記~冷えている~

まだ30代前半の健康そうな男性なのに胸のあたりに痛みがあって、疲れやすくて肩も凝り、寝起きが悪い。でもなかなか休みが取れない・・・。

以前にご紹介したテツさん。3か月天クリニックに5回ほど通われました。

かみしめていらしたので顎マッサージに呼吸法。お風呂に入って温めること。漢方は水毒がありましたので「六君子湯」 夜1/3包をお湯に溶かして飲んで頂く。朝は1つまみの葛根湯。そして施術は横田千枝先生の鍼灸。

お元気になりました!もちろん胸のあたりの痛みは1回で取れ、肩こりも気にならない位。養生も漢方もまじめに続けたとのこと。

「今年花粉症も楽だったんですよ。薬あまり飲まなくても大丈夫でした!」

そうなんです!身体全体の気の流れがよくなると。色々な症状まで取れてしまうんですね!

先日いらした時に気を拝見したら、ほとんどよくなっていらっしゃいました。でも・・・ひとつだけ。

「左の脇腹には気の異常反応ありますね~。甘いものだけはやめられないみたいね」と私。

思わず笑ってしまったテツさん。図星のようです!

「アイスクリームがやめられません」

毎日食べててそこまで改善するのなら結構よくなったんじゃないでしょうか。でも2,3割減らして頂けるともっといいんですけどね。甘いのものは東洋医学でいうと腎を機能ダウンするんですね。身体が冷えちゃいます。ストレスためない程度に減らして下さいねとお伝えしました(笑)