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陰虚の漢方

身体の中の水分(津液)が足りなくなってしまうのが陰虚。

脱水とも考えられます。

その陰虚を改善するのが滋潤剤とか滋陰剤と言います。

私がよく使うのが「六味丸」

圧倒的に使用頻度が高いのがこの六味丸です。

腎虚にも陰虚にも、血虚と瘀血にも効果あり。

でも胃に触るので少量使います!

六味丸はすごいなあといつも思っています!

 

他には麦門冬湯(ばくもんどうとう)。気管支粘膜の乾燥です。

さらに悪化して水分が少なくて、身体が熱くなってしまった時は口やのどが渇いて、眠れなくなり、おしっこも赤くなってしまいます。

他にも滋陰降火湯(じいんこうかとう)や滋陰至宝湯(じいんしほうとう)

夏バテー暑邪によって気も減り津液も減ってしまった時は清暑益気湯(せいしょえっきとう)

夏にはお世話になりました。

どれが合うのか気の診断が大事です!

 

小宇宙

ちょっとブレイク。

ノーベル物理学賞が宇宙空間の研究に決まった。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201006/k10012650891000.html

 

東洋医学では宇宙を大宇宙、人間の体の周囲を小宇宙と呼んでいる。

大宇宙が少し測定できるようになってきた現在、人間の体の周囲に存在する小宇宙の研究はまだなされていない。(見えない体はないことになっている)

気診はその小宇宙を捉えて判断して、調整していると私は思っている。

そんな絵空事と言われるかもしれないが、こうやって新しい分野が見つけながら科学は発達してきたと思っている。

現在の常識が未来永劫常識とは限らない。

そして人間の周囲にある小宇宙を捉え、証明するのは物理学だと思っている。

私は今できることを続けていくだけ。

それが未来の医療に繋がると信じて!!

 

 

陰虚の症状

陰虚は水の不足。

身体の中の水とは血以外の水分

その症状は、口が乾く、のどが渇く、皮膚が乾く、発熱、咳、痰、かゆみ、便秘・・・

身体の中の水が足りない、巡っていないと起こる症状です。

 

気血水が足りないと、考えたり判断したりする力も落ちる・・・そう感じています。

そして足りないと滞りは裏表の関係であることが多いです。

滞っているから、表面や先の方に回らない、必要なところへ回らない。

ひとつではなく、様々な状態が重なっているように思います!

 

 

足りない

身体の中を「気」「水」「血」が巡りっています!

これらが滞ると様々な愁訴が現れます。

気が滞れば「気滞」

水が滞れば「水毒」

血が滞れば先日までお話した「瘀血」

 

でも具合が悪くなるのは、滞りだけではないのです!

実はめぐるものが足りないことで色々な症状を引き起こすこともたくさんあります。

今度は足りない状況について書いていきます。

 

秋なのでこれから空気が乾燥してきます。

まずは“水“が足りない”から。

これは東洋医学では「陰虚(いんきょ)」と言います。(つづく)

秋の養生法①

夏休みこんなことして遊んでいました!

 

食べるほおずき食べたいなあと思っていたらこんな素敵なお重が届きました!

京野菜のお重。

どれも野菜のお味が濃いです!

真ん中が食べるほおずき!

毎日楽しんで頂いています。

 

さあ秋に向けての養生法を書いていきましょう。

まずは秋は空気が乾いてきます。

燥に弱いのは「肺」

肺と裏表になるのは「大腸」

そしてその出先機関は、「鼻」と「皮膚」

つまり秋は、乾燥に気を付けて、皮膚や鼻の症状チェックが大切となります。

東洋医学の見方です。

 

肺を元気にするのは??

呼吸器ですから呼吸法です!

でもその前に、潤して行う方が肺が開きやすいので湯気を吸うことをおススメしています。

今いろいろな呼吸法がブームになっていますね。

ご自分に合うものを選ぶことが続く秘訣です!

養生とは続けることに意味がある!  (つづく)

残暑お見舞い申し上げます!

本当に毎日暑いですね!

皆様お元気でお過ごしですか?

東京で過ごすより、成田の方が何度か暑さが優しいです。

そしてマンションより一戸建ての方が涼しい気がします。

夜エアコンつけていなくても眠れます。

 

時間があるので、未来の形を構想(今は妄想)しています。

最終ミッション、“元気になるコミュニティ”作りの入り口に立ったようです!

 

まだまだ暑い折ご自愛してお過ごしください。

 

水毒の漢方②

利水の効果のあるよく使う漢方を書いてみます。

まずは先日トレンドワードになった「五苓散(ゴレイサン)」

まさに代表的な利水剤。

前回ご紹介した利水の効果のある茯苓、猪苓、朮、沢瀉が入ってます。

体内の水分を調整しいてくれます。

 

でも結構元気な人に合うイメージです。

二日酔いには五苓散という言葉もあるくらいです。

お酒をたくさん飲める方ですね。

 

続いて「茯苓飲(ブクリョウイン)」

茯苓、朮、生姜が入ってます。

気の反応としては、みぞおちあたりに詰まっている感じです。

 

次はテキストには補気剤に分類されていますが、私は利水剤として使っています。

「六君子湯(りっくんしとう)」

朮、茯苓、生姜が入っています。

脾胃を元気にします。

 

主なものはこんな感じですが、私の使っているテキストには他に15種類くらい載っています。

その中の一番その時、その状態に合うものが効きます!

選ぶの大変です!

 

水毒の漢方①

昨日はFBの乗っ取りにあって大変でした。

知人から来た添付のファイルを開こうとしたら、アカウントを乗っ取られました。もう朝から連絡しまくり、皆様に開けないようお伝えしました。

色んな方が色々教えて下さったので何とかなりました。

まずはパスワードを変えて、FB上に乗っ取りのことを知らせること。

あちこちではやっているみたいなので、気を付けてくださいね!

「このビデオいつでしたか?」とコメントありました。

危険なので絶対開かないでくださいね!

FBをされている皆様にはご迷惑おかけしました。

 

さて水毒を改善する漢方を「利水剤(りすいざい)」といいます。

そして身体の水はけをよくすることを水を捌(さば)くといいますね。

漢方はいくつかの生薬でできていて、それぞれの生薬に水はけをよくしたり、気のつまりを取ったり、血を補ったりと色々な作用があるわけです。

それを組み合わせると、ちょうどよく気血水を改善するわけです。

その組み合わせは傷寒論など中国の古典にのっています。

2000年以上前にその組み合わせを作った方々はきっと気を診ていたのだろうと私は思っています!

まず水はけをよくする主な生薬をご紹介しましょう。

これは私の漢方の師匠である薬学博士の田畑隆一郎先生の「薬徴」源草社からです。

◎生姜(ショウキョウ)-皆さんご存じのショウガです。生薬としてはショウキョウと読みます。

「水の動揺逆行を和し、傍ら気を開く」

 

◎朮(ジュツ)ーホソバオケラまたはオオバナオケラの根茎

「水を流通する主薬。小便を通じ、大便を利し、腫気を消し一身骨節の疼痛を治す」

 

◎沢瀉(タクシャ)ーサジオモダカの塊茎

「内より水を集めて乾燥を滋潤して渇を止め小便を利す」

 

◎茯苓(ブクリョウ)ーサルノコシカケ科のマツホド菌の菌核を乾燥し外皮を除いたもの

「水気の逆行を下降して小便を利し、心下悸、煩躁、驚悸等を治す」

 

猪苓(チョレイ)-サルノコシカケ科のチョレイマイタケの菌核を乾燥したもの

「上より水を推降して渇を止め小便を利す」

 

漢字も難しいですね!

この難しい本を眺めるように読んでいます。

何となく文字から効き方がわかるような気がします。

 

田畑先生はこれらを他の生薬と組み合わせた二味の薬徴で効き方をさらに明確にしています。

生薬は単味で飲むことはありません。

生薬がいくつかの組み合わさって漢方になります!