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瘀血の漢方②

秋ですね。彼岸花の写真を送って頂きました!

 

さて駆瘀血=おけつを取る作用のある生薬について少し詳しく。

◎桃仁(とうにん)ー桃の種子。

消炎性の駆瘀血薬として、月経不順や困難、下腹部痛などに用いる。

◎牡丹皮(ぼたんぴ)ー牡丹の根皮。

解熱、消炎、鎮痛、月経痛、月経不順、打撲による腫れ。活血、涼血

◎芍薬(しゃくやく)ー芍薬の根。

筋肉痙攣、腹痛、頭痛、婦人病。養血

◎川芎(せんきゅう)-せり科の川芎の根茎。

補血、強壮、鎮静、鎮痛。貧血症、月経不順、冷え性、生理痛。活血

◎大黄(だいおう)ーたで科の大黄の根茎。

寫下(便を出す) 活血

◎紅花(こうか)ーきく科の紅花の管状花

通経、駆瘀血。食品としても用いられている。

◎当帰(とうき)-せり科の当帰の根

鎮静、鎮痛、浄血、強壮、貧血、腹痛、月経不順、生理痛。補血、活血

 

状態に合うものを入れて組み合わせないといけないですね!!

瘀血の漢方①

今度は漢方からのアプローチ。

瘀血は血の淀み。

血の淀みを体の中からどのやって出すのでしょう?

実は、便と一緒に出すのです。

駆瘀血の作用のある生薬は

桃仁(とうにん)、牡丹皮(ぼたんぴ)、芍薬(しゃくやく)、川芎(せんきゅう)、大黄(だいおう)、紅花(こうか)

 

一番標準的な駆瘀血薬の薬方は「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」

私も結構長いこと飲みました。

漢方の師匠の田畑先生がお作りになった丸剤は香りがよくってとても好きでした。

女性の漢方のイメージですが、肩こりや頭痛にも効果があり男性にもでます。

 

更にすごく強い瘀血があると、「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」

また古い瘀血があるときは「温経湯(うんけいとう)」

瘀血もあるけど水毒もあって、血虚(血が不足)もあるときは「当帰芍薬散(とくしゃくやくさん)」

更に瘀血もあるけど、肝気うっ血もあり、症状が多彩な時、「加味逍遙散(かみしょうようさん)」

まだまだありますが、主に使うのはこれらです。

 

そしてずっと同じではなく必ず!!変化していきます!

処暑

8月7日に立秋が過ぎ、今日(23日)は処暑(しょしょ)

暑さがおさまる頃とのこと。

暦通り今日の東京は暑さが和らいでいます。

 

まだまだこれから暑い日がありそうですが、身体は秋に向かっています。

これまで水毒の反応ばかりが強かったのに、そろそろ瘀血(おけつ)の反応も出てきます。

人間も自然と一緒に変化しているのだなあと感じるときです。

 

瘀血の症状としては、こりや足の冷え

シミ、便秘などなど。

身体の中の血の淀みというイメージをしています。

これから瘀血についてまとめていきたいと思います!

夏休みのお知らせ

ようやく梅雨が明けました。

急に暑くなると体がついていかないのでお気をつけくださいね。

冷房も上手に活用してお過ごしください。

夏バテ予防の漢方をひとつ。

清暑益気湯(せいしょえっきとう)

覚えておかれるといいかと思います!

 

さて夏休みのお知らせです。

8月8日(土)~19日(水)

ブログの方もしばしお休みします!

皆様、ご自愛してお過ごしくださいね。

水毒の漢方③

早速水毒の方からお問い合わせがありました。

そこで大事な漢方がひとつ抜けていたのでお知らせ。

「平胃散(へいいさん)」

教科書によっては理気剤(気を発散させる漢方)に入っていますが

私は利水剤に入れています。

朮、生姜が入っています。

胃がもたれて、消化不良症状あり。

胃が平らになるイメージですね。

名前の付け方がすごいですね。

 

私も飲んだことがあるのですが、胃のあたりがスーッとするんです。

もちろん合えばですが。。

漢方は奥が深くて、学んでも学んでも終わりが見えません。

でも気診を駆使しながらみるととても楽しいです!

 

養生と食事と、そして場合によっては漢方を使って水毒が改善できます!

 

水毒の漢方②

利水の効果のあるよく使う漢方を書いてみます。

まずは先日トレンドワードになった「五苓散(ゴレイサン)」

まさに代表的な利水剤。

前回ご紹介した利水の効果のある茯苓、猪苓、朮、沢瀉が入ってます。

体内の水分を調整しいてくれます。

 

でも結構元気な人に合うイメージです。

二日酔いには五苓散という言葉もあるくらいです。

お酒をたくさん飲める方ですね。

 

続いて「茯苓飲(ブクリョウイン)」

茯苓、朮、生姜が入ってます。

気の反応としては、みぞおちあたりに詰まっている感じです。

 

次はテキストには補気剤に分類されていますが、私は利水剤として使っています。

「六君子湯(りっくんしとう)」

朮、茯苓、生姜が入っています。

脾胃を元気にします。

 

主なものはこんな感じですが、私の使っているテキストには他に15種類くらい載っています。

その中の一番その時、その状態に合うものが効きます!

選ぶの大変です!

 

水毒の漢方①

昨日はFBの乗っ取りにあって大変でした。

知人から来た添付のファイルを開こうとしたら、アカウントを乗っ取られました。もう朝から連絡しまくり、皆様に開けないようお伝えしました。

色んな方が色々教えて下さったので何とかなりました。

まずはパスワードを変えて、FB上に乗っ取りのことを知らせること。

あちこちではやっているみたいなので、気を付けてくださいね!

「このビデオいつでしたか?」とコメントありました。

危険なので絶対開かないでくださいね!

FBをされている皆様にはご迷惑おかけしました。

 

さて水毒を改善する漢方を「利水剤(りすいざい)」といいます。

そして身体の水はけをよくすることを水を捌(さば)くといいますね。

漢方はいくつかの生薬でできていて、それぞれの生薬に水はけをよくしたり、気のつまりを取ったり、血を補ったりと色々な作用があるわけです。

それを組み合わせると、ちょうどよく気血水を改善するわけです。

その組み合わせは傷寒論など中国の古典にのっています。

2000年以上前にその組み合わせを作った方々はきっと気を診ていたのだろうと私は思っています!

まず水はけをよくする主な生薬をご紹介しましょう。

これは私の漢方の師匠である薬学博士の田畑隆一郎先生の「薬徴」源草社からです。

◎生姜(ショウキョウ)-皆さんご存じのショウガです。生薬としてはショウキョウと読みます。

「水の動揺逆行を和し、傍ら気を開く」

 

◎朮(ジュツ)ーホソバオケラまたはオオバナオケラの根茎

「水を流通する主薬。小便を通じ、大便を利し、腫気を消し一身骨節の疼痛を治す」

 

◎沢瀉(タクシャ)ーサジオモダカの塊茎

「内より水を集めて乾燥を滋潤して渇を止め小便を利す」

 

◎茯苓(ブクリョウ)ーサルノコシカケ科のマツホド菌の菌核を乾燥し外皮を除いたもの

「水気の逆行を下降して小便を利し、心下悸、煩躁、驚悸等を治す」

 

猪苓(チョレイ)-サルノコシカケ科のチョレイマイタケの菌核を乾燥したもの

「上より水を推降して渇を止め小便を利す」

 

漢字も難しいですね!

この難しい本を眺めるように読んでいます。

何となく文字から効き方がわかるような気がします。

 

田畑先生はこれらを他の生薬と組み合わせた二味の薬徴で効き方をさらに明確にしています。

生薬は単味で飲むことはありません。

生薬がいくつかの組み合わさって漢方になります!

梅雨時

今日は晴れ間が覗いてホッとしましたが、またしばらく雨マークですね!

湿気が強いこんな時、身体の湿気も多くなります。

それが水毒ですね!

先日ネットのトレンドワードに「五苓散」と漢方が載っているのにビックリ!

こちらも水毒を改善する重要方剤です。

どうも気圧の変化で起こる気象病に効くとどこかで言われたらしいです。

でも水毒の漢方はエキスだけでも十数種類。

みんながみんな、五苓散じゃないんだけど!と思いました。

合う漢方ならスッと楽になるので、身体に聞いてあげるのが一番!

合わないと感じたら早めに切り変える必要ありです!

 

日本は周り中海です。

ふだんでも湿気の多い国土です。

そして水毒は様々な症状を引き起こします。

身体の水周りも調えましょうね!

 

次回は水毒で起こる症状と改善方法を書いてみます。