月別アーカイブ: 2018年10月

自然治癒力アップ(11)養生

大阪行って参りました!

気診講師の卵が育っております。

未来が楽しみです!

 

さて顎ゆるマッサージで身体が弛んだら、呼吸が深くできるようになります。

次は「呼吸法」です!

一番簡単なのは「深呼吸」

ラジオ体操で習ったものです。

いっぱい吸っていっぱいはいて~

気のエネルギー不足の方は、たいてい呼吸が浅くなっています。

身体が緊張して胸が開かなくなっているので仕方ありません。

またストレス抱えて息を止めるのが癖になっている方もいます。

 

気が足りなくて具合が悪いのですから、気を増やさないといけません。

それには呼吸で、空気をいっぱい入れていくのが一番です!

 

意識して深い呼吸を何回かするだけでも身体は変わってきます。

温かくなったり軽くなったり・・・。

さらに呼吸法を進化させて、「腹式呼吸」や「逆腹式呼吸」などお腹も意識して呼吸法をして頂きます。

一番気がしっかり溜まっていくと言われているのが「丹田呼吸」

お臍の下、10㎝位を意識して、そこに気を溜めるようにして呼吸をします。

ご自分で一番心地よく楽にできる方法を選べばいいですよとお伝えしています。

インターネットや本に出ていますのでみてくださいね。

 

「気診の学校」でも毎回呼吸法を行っています!

その時はイメージをつけています。

吸う時は足の底から大地のエネルギーを吸いあげて、身体の中をずっと持ち上げていき、

頭の上から出していくイメージ。

はく時は、頭の上の天(宇宙)のエネルギーを取り入れて、身体の中をずっとおろしていき、

足の底から出していくイメージ。

身体の中に1本の管ができるように呼吸して頂いています。

 

こちらも自然治癒力アップには必須の項目です!

自然治癒力アップ(10)養生

明日から大阪講座行ってきます!

 

屋久島から月桃の実が送られてきました!

私初めて見ました。

美容と健康によいとアロマやお茶に、化粧品に沖縄などで活用されています。

実は他のお茶と煮だして飲むそうです!

 

さあいよいよ「顎ゆるマッサージ」に入ります。

先日、女性支援、子育て応援「OUJI&MAMACO FESTA」で鍼灸師の櫻井詩子先生が、「顎ゆるマッサージ」をイベントで披露して頂きました。

 

流石ですね!私にはない発想です!!

流行ったらいいな~(笑)

 

この「顎ゆるマッサージ」、見くびってはいけません。

10年の頭痛が取れた方も、冷え性が改善した方も、肩こりや背中の張りが改善した方も。

血液検査の結果が良くなった方も!

気を巡らせるにはもってこいの方法なんです。

それだけ全身の気の巡りと「顎」が関係しているということなんですね!

 

顎ゆるマッサージは養生で必須の項目となっています!!

下記5つのマッサージを各1分ずつ、1日5分を1回か2回です。

①頭を上に持ち上げる

②鼻の下を伸ばす

③顎先マッサージ

④鎖骨下マッサージ

⑤ソケイ部マッサージ

 

詳細は天クリニックのHP「養生法」をご覧くださいね!

https://ama-jissen.com/column.html

 

「首がきれいになる顎ゆるマッサージ」Jパブリッシング

こちらにも解説付きで詳細出ております!

 

自然治癒力アップ(9)養生

特に秋冬おススメの養生法。

マグカップを使った養生法です!

お茶でもコーヒーでも温かいものを入れて使います。

飲む前の習慣にして頂けると一番よいです!

「だん中の温め」

胸の真ん中、胸骨という骨の所に“だん中”というツボがあります。

そこにちょうど熱が入るようにマグカップを当てます。

胸を温める

 

最初、私がこれをやってみた時、ストレスマックスでしたので気がとっても詰まっていました。

なかなか熱が身体の中に入っていかなかったことを覚えています。

でも毎日毎日当て続けた結果、温かさが背中に抜けていったのです。

「あーツボって身体の前後で繋がっているんだなあ」とわかりました。

そして更に続けていくと背中でお花が咲いたみたいに四方八方に熱が広がっていきました。

今も続けておりますが、熱は背中から両方の二の腕まで届きます。

本当に気持ちがよいので、皆さんにおススメしています。

 

そしてその流れでマグカップを顎の下に持っていきます。

“顎の下”というのがミソです。

顎、口、鼻、目から湯気で潤っていきます。

ここで深呼吸!

たくさん吸い込んで下さい。

肺は乾燥に弱いので潤してあげることが大切です!

 

ここまでがウォーミングアップになります!

どれも「気持ちいい」がポイントです。

気持ちよくない時は、無理にはしないことが大切です!

 

自然治癒力アップ(8)養生

漢方が決まったら次は養生法のご指導です!

漢方を手に載せている間に身体は結構弛んでいます。

敏感な方は漢方を手にしただけで「温かい」とか「軽くなった」とおっしゃいます。

昨日も友人が半年前から不調だったのに、漢方手にしてあっという間に復活していました。

「これはきっと量子物理学で解明されるのではないか」と話していました!

 

養生の目的はご自身で気の巡りをよくして、年齢と共に減っていく気の現状維持かまたは増やしていくこと。私が最も重要と考えていることです。少々具合が悪くても自分で調整できるようになることが目的となります。

天クリニックの養生はもちろん噛みしめ改善「顎ゆるマッサージ」なんですが、その前にウォーミングアップがあります。

まずは、「肩の力を抜く!」

身体に力が入った状態で養生法をしても効果は何分の一かになってしまいます。

肩を上下させて、力を抜いてみましょう。

 

次にかなり重要なことなんですが、「顎を引く」

意外と気づいていない方が多いのですが、ほんの少しでも顎が上がっていると、首から下全部を引っ張り上げているような状態になって緊張が取れません。

ちょこっと顎を引くだけ。それだけで緊張が取れて、足の方に気が流れていきます。

 

そして「口元を弛める」

下顎安静位を取っていきます。

上下の歯と歯が2,3mm空いている状態です。

身体が最もリラックスする顎の位置と私は考えています。

口を閉じても、この安静位に下あごがあるのが理想的な状態です。

最初はちょっとお口が空いてしまいますが、「顎ゆるマッサージ」を続けて頂くと口は閉じられるようになります!!

 

まずはこの下顎安静位をご自身の身体で覚えていくこと、それが養生のスタートです!

自然治癒力アップ(7)漢方

気血水の漢方が全く合わない方がいらっしゃいます。

そういう方は「肝腎要」の漢方からスタートです!

それもほんの少し。1つまみ。

すべてが固まってしまったように、身体の中の動きが悪くなっている場合には、少しの刺激でちょっとずつ揺り動かしていきます。

肝は、ストレス、目の疲れ、怒りなどで気の流れが悪くなります。

腎は冷え、疲れ、甘いもの食べ過ぎでエネルギーダウンします。

まずはそこから動かし気を増やしていくのです。

 

特に腎の漢方は多くの方に必要です!

今の世の中巷には冷たいものや甘いものがあふれており、お仕事で忙しく疲れも溜まっていることでしょう。

 

「肝の気は流して、腎の気を元気に!」

これが自然治癒力をアップするカギだと思っています。

自然治癒力アップ(6)漢方

天クリニックでは特に気虚の方が多いです。

調子が悪いけど、どこに行っても原因がわからない。

そんな方は気=エネルギー不足です。

気=エネルギー不足は、気を測る器械がまだないため検査をしても異常は出ません。

本当に多くの方がエネルギー不足で調子が落ちていることと思います。

早く「気」を医療に入れたいと私が強く思うのはそのためです!

 

気が足りない方は全体にしぼんでいます。

元気ハツラツにはなれません。

そんな時は補気剤を使って補います。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)が有名ですが、これはある程度元気な方にしか合いません。

もっともっとエネルギー不足の方はそれより弱い方向けの漢方でないと強すぎます。

どこのエネルギーが不足しているか、それを気診で判断していきます。

自然治癒力をアップするために「漢方」は必須と私は思っています!

 

こちらの本がとても面白いです。

作者の方の漢方体験談ですね!

自然治癒力アップ(5)漢方

気診では漢方を風邪(ふうじゃ)と本治(気血水や五臓のバランスを取る)に分けています。

風邪(ふうじゃ)が取れたら本治の漢方を合わせていきます。

たいていは同時にお出ししていきます!

風邪(ふうじゃ)+本治

例えば

風邪(ふうじゃ)が太陽病で葛根湯

本治が瘀血(おけつ)で桂枝茯苓丸という感じです。

 

漢方を本格的に学び始めて10年くらい。

ようやく頭の中が整理されてきました。

まだまだ使えていない漢方が多いですが、気診で気が調う漢方を選択できるようになりました!

 

まずは気血水の漢方。気血水は身体の中を巡っているものです。

気血水の異常には“足りない”と“滞っている”があります。

気が足りないー気虚、

気が滞っているー気滞

血が足りないー血虚

血が滞っているー瘀血

水が足りないー陰虚

水が滞っているー水毒

 

これらの中の一体、何がどうなっているのかそれを気診で調べていきます。

一番優先的に改善しなければいけないところを見つけていくのです。

自然治癒力アップ(4)漢方

長年の冷えや疲れの蓄積で風邪(ふうじゃ)が簡単には取れない深さまで入り込まれてしまいます。

きっとその前に何度も身体は異常を訴えていたことでしょう。

「休んで!」「深呼吸して!」「温かいもの飲んで!」「眠りたい!」「自然の中に行きたい!」・・・

そんな身体の声を無視してしまうと、身体が強制的に休まなければいけないような状態になってしまいます。

ありがたいことに!

 

天クリニックは「かみしめ」を改善して身体を緩めることを主にしておりますが、身体が冷え切って緊張し続けていると簡単には改善しません。

動けない、だるくてたまらない、よく眠れない、食べられない・・・様々な愁訴に悩まされます。

こんな状態では表面の風邪(ふうじゃ)を取るのでは改善は無理な状態です。

身体の芯を温めていかないといけないのです。

陰の病に入っています。

太陰病、少陰病、厥陰病(けっちんびょう)と下がっていきます。

 

これらを一段ずつ上げていきます。

長い方で2,3年がかりで陰⇒陽に持ち上げています!

ご本人はもちろん大変ですが、こちらも心してかからなければなりません。

上下の波もあるし、気持ちが落ちてしまうこともありますから。

 

こうして少しずつアップしていくと身体が温まって緊張が緩んで参ります!

長期戦になるのが陰病です。

詳細はこちら⇒ 太陰病少陰病厥陰病